徳島県美馬郡つるぎ町半田。
そこで作られていたのは
そうめんより太く、うどんより細い麺でした。
三輪・小豆島・播州と並ぶ
五大そうめんの一つ「半田そうめん」を紹介します。
江戸時代から続く歴史があり、約三百年前に吉野川の船頭が運搬の少ない冬場の仕事として、奈良の三輪地区から技術を持ち込んだのが始まりといわれています。
約8割以上を山林・川が占める半田の風土や気候が、そうめん作りに適していたことから生産が盛んになっていったとされています。
一般的な三輪・小豆島・播州などのそうめん産地と違い、麺線が太いのが一番大きな特徴です。
素麺の一般的な太さは1.3mm未満(0.6~0.9mm)
半田そうめんは約1.3~1.6mmと太めの素麺です。
JAS規格では「ひやむぎ」に分類されますが、
江戸時代中期から続く伝統と技術により「そうめん」表記することができています。
手延べ製法は、生地を一定方向に延ばして細い紐状にしていきます。この延ばしと熟成を繰り返し、延ばすと同時にねじりをかけながら麺状にすることで、麺棒で伸ばしてつくる手打ちにはない、手延べ独特のコシの強さが生まれます。
まずは麺本来の美味しさを味わってください。高級小麦粉をブレンドした麺は、小麦本来の甘みが特徴的で、徳島県の名産であるスダチと合わせて、食べるのがオススメです。
じゅわっとした揚げだし茄子と、たっぷりの薬味。少し濃いめの出汁なので、暑い日にはピッタリです!
体内の熱を逃がしてくれるトマトやなすに、ビタミンたっぷりのパプリカなどを無水調理した栄養満点の養生食で夏を元気に乗り切りましょう!
通常のそうめんよりも麺が太く、コシの強い半田そうめんは温麺・煮込み・炒めたりしても麺のモチモチ食感が続くため、さまざまなアレンジをお楽しみいただけます。
ご満足いただけるよう、
一本一本丁寧に作っています。
オカベでは、小麦の中心部分のみを使用した高級小麦粉「麺匠」と北海道産「きたほなみ」をブレンドすることで、小麦本来の甘みを引き出しています。
麺づくりの基本は、シンプルなだけに、素材の味がストレートに感じられます。そのため、厳選した素材をしっかり見極めて使うようにしております。
「伯方の塩®」と並塩を使った塩水で練ることで、水だけで練った時に比べ、グルテンの網目構造組織がより強力になり、オカベの麺の強いコシが生まれます。
300年続く半田の麺づくりの歴史は、清流吉野川の澄んだ水なしでは語れません。
オカベの工場の横を流れる吉野川は、夏になると群れを成した鮎が訪れるほど綺麗な川です。
通常よりも水を多く使う「多加水製法」で練り込んでいくため、こだわりの軟水を使って仕上げています。
オカベでは、麺を休ませながら熟成させるため、毎朝3時から準備して製造を開始します。外は真っ暗で、冬などは寒さも厳しい時間ですが、この早い時間こそが、おいしい麺を作るために重要なのです。
厳選された小麦粉・塩・水を混ぜ合わせる「ねり」作業から始まります。耳たぶくらいの丁度いい「オモチ状」の柔らかさになるまで約30分練り続けます。
オカベでは麺をソフトに仕上げるため、水分を多めに入れる「多加水」製法で製造しています。通常よりも手間がかかり、また気温や塩加減によって硬さが毎日違うため、最後は「職人の勘」が決め手になります。
麺圧機に入れ、ローリングしながらゆっくりと圧縮していきます。麺圧とは昔で言う「足踏み」の工程になり、麺のコシの強さに繋がる大切な作業です。昔は足で踏んでいましたが、衛生面や一定の仕上がりなどを考え、麺圧機を使用しています。
麺圧機から出てきた麺を1本の帯に仕上げます。その後休ませながら3本の帯を1本に、2本の帯を1本にと、三つ編みを編んでいくように何度も繰り返すことで、茹でても煮崩れしないコシの強い麺になります。
この工程で、麺は18層になります。層が増えると麺が硬くなるイメージがありますが、逆に層が多いほどソフトな麺が出来上がります。この工程を丁寧に行うことで麺の味が決まる!と言うくらい、重要で力のいる作業になります。
1時間ほど麺を休ませた後に自動巻機にかけます。「手打ち麺」と「手延べ麺」の違いは、「手打ち麺」は麺の組織が網目状ですが、「手延べ麺」はらせん状になっています。「手延べ麺」は自動巻機を使い「ねじり」ながらじっくりと細く仕上げています。
この「ねじり」がオカベの麺の一番のポイントです。
ワラをなうように2本の棒に8の字を描くように掛けていきます。ねじりながら延ばし、そしてひねりながら延ばすことで簡単に切れないコシの強い麺が出来上がります。
2時間ほど麺を休ませ、2本の棒にかかった麺を上下に一定の長さで延ばします。これは次の「旗かけ」で延びやすくするために行います。この後また麺を休ませます。
麺を休ませた後、延び具合を見ながら旗をかけていきます。強引に延ばすと切れて表面もガサガサになり、逆に延び切ってしまっても駄目になります。微妙な加減を麺と対話しながら進めています。
麺同士がくっつかないように、丁寧に「はし」を入れ、湿度などを調整しながら、翌日の午前8時頃まで乾燥し、約30時間かけてようやく完成です。ゆっくりと乾燥させることで表面がきめ細かになり、麺の中心部から熟成が進み、喉越しの良い麺ができます。
旗にかけてある麺を8等分します。その際、カットした上部はふしめんに、下部は撥めんとなります。
カットした麺を人の手と目で確認し、金属探知機にかけます。手間がかかる作業ですが、お客さまにきちんとした商品をお届けできるよう、丁寧に分けています。
商品 | 半田手延めん「オカベの麺」 1袋(90g×3束)3人前 |
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内容量 |
1~2人で楽しみたい方:1袋 ご家庭で楽しみたい方:5袋 年間を通して楽しみたい方:10袋
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原材料名 |
小麦粉、食塩、食用植物油
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茹で時間 | 約5~6分 |
賞味期限 | 製造日より約1年半 |
製造者 | 株式会社オカベ |
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